まず、家にかかるランニングコストとしてあげられるのが光熱費です。
パッシブハウスには「家の燃費」という考え方があります。車に「燃費」があるように家にも「燃費」をという発想です。車の場合は1ℓあたりどれくらい走行するかでガソリン代が変わってきます。家の場合は1年間の暮らしでどれくらいエネルギーを消費するかで光熱費が変わってきます。
「家の燃費」が悪い家とは、暖房をつけているのになかなか暖まらない、足元がスースーする、夏は冷房がフル稼働、など暮らしに使うエネルギーをたくさん消費する家です。「家の燃費」が良い家とは少ないエネルギーで家全体が暖まったり、冷ましたりできる家。言い換えれば「熱を逃がさない家」です。
次にメンテナンスコストです。これは家の作り方によって大きく差がでます。一般的な住宅の場合10~15年で外壁や外壁のつなぎ目であるコーキング材の劣化などでメンテナンスが必要とされています。一方、自然由来の建材、例えばタイルや塗り壁などは手間と技術が必要ですが、一度しっかりつくれば長持ちしメンテナンスの回数も少なくなります。
そもそも家を造るのはいったい何のためでしょうか。
それは家を建てる夢を描くことではなく、その家に住んで家族と楽しい生活を送ることではないでしょうか。お客様にとってより良い暮らしを実現していただくために「無理のない資金計画」をご提案できればと考えます。